ブログ|【シーズどうぶつ病院 横須賀・三浦】ペットとご家族の為の動物病院【予約診療】

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2014年2月28日

今日、フィラリア予防前の血液検査にやってきた、生後10か月のわんちゃん。
前回の来院時に気になることがありました。
今日の身体検査で再確認してみると、前回同様、精巣が一つしかありません。
これは潜在精巣、停留精巣、などと呼ばれる状態です。

精巣は胎児期や生後しばらくお腹の中にありますが、
やがて陰嚢(一般的に精巣のある場所)に降りてきます。
その時期は、犬では生後30日頃と言われていますが必ずとは言い切れません。
ただ、遅くとも、生後6ヶ月までには降りる(または確認できるようになる)と考えられるため、
6ヶ月までに降りてこなければ、潜在精巣と診断します。
片側の場合が多く、両側の場合もあります。
お腹の中にある精巣では精子形成が一般に行われません。
その為、両側性では不妊、片側性では精子の数は減少するが、妊娠は可能です。
しかし、潜在精巣は遺伝性なので、繁殖には用いないようにするべきだと考えられています。
重要なのは、潜在精巣であった場合、精巣腫瘍のリスクが約10~13倍も高くなるということです。
お腹の名にある精巣の腫瘍化は発見が遅くなる傾向があるため、
なるべく若齢での去勢手術(お腹の中の精巣も摘出)をすることが推奨されています。

2014年2月27日

もう日付が変わってしまいましたが、
26日水曜日、爪楊枝を丸呑みしたわんちゃんの胃切開手術がありました。
診療終了後、夕食を食べているときにご連絡いただきましたが、物が物なので、そのまま緊急手術となりました。爪楊枝が胃から摘出されました。

学生時代に大学の附属病院で研修中に
前日に串団子丸呑み
団子だけ吐き出した。
かかりつけの獣医さんで開腹手術。
胃腸内に串は無い。
食道等に刺さっているかもしれないので、大学病院へ紹介
大学病院の身体検査で鼻の所に突起を発見。
そこから串が…
吐き出した時に、団子は吐き出されたけど、串は喉から鼻にかけて貫通していた。
という症例の経験があります。
刺さる方向が間違えば、眼球や脳を損傷していたかもしれないと思うと、恐ろしいですね。
そのワンちゃんは鼻の所を一針縫われて、抗生物質を処方されて元気に帰っていきました。

今日手術したワンちゃんは、もう尻尾を振っています。
でも、しばらくは入院です。

異物摂取の症例を上げたらきりがありませんが、またの機会にお話しします。

2014年2月27日

今日は木曜日で休診日ですが、
昨日の手術の子すっかり元気なんですが、経過観察や雑務でほとんど病院にいました。
たまにはこんな休みもあります。

2014年2月25日

FTSウイルスを持ったダニが北海道を含めた30都道府県で見つかったというニュースを目にしました。
現時点では、動物がヒトと同様にSFTSを発症する、
SFTSウイルスが動物を介しヒトに感染するといったことは確認されていない為、必要以上に怖がる必要性はないと考えられますが、念のため感染を防ぐためにも、また他のマダニ媒介性感染症(バベシア症等)の予防の為にもペットへのマダニ寄生予防は重要です。

当院ではマダニの規制予防薬として、首の所の皮膚に塗布タイプと、内服するタイプをご用意しております。
どちらも月一回の投与で、ノミの予防も同時にできます。
また、今年は、内服タイプに同時にフィラリア予防もできるものも登場しました。
お好みに合わせてお選びいただけますので、ご相談ください。
それぞれの長所短所、投薬のコツ等ご説明させていただきます。

2014年2月24日

今日は、わんちゃんの心臓の検査がありました。
先日のお預かりの時のメディカルチェックの聴診で心雑音が見つかったわんちゃんです。
内容は胸部レントゲン検査、心電図検査、心臓超音波検査を行いました。
結果は初期の僧房弁閉鎖不全症でした。

僧房弁閉鎖不全症とは、心臓の左心房と左心室の間にあり、血液が逆流しないようにする重要な役割を果たしてる僧房弁の一部または全部を障害する異常のことです。

代表的な症状は、
呼吸困難や繰り返して咳をする、
運動を嫌がり散歩してる最中の途中で座り込こむ
食欲不振で元気がなくなる、
失神などです。

さらに、合併症として、肺水腫・弁の逸脱・左心房の破裂を引き起こすこともあり、血圧が上昇しやすい冬場に多くなります。

治療は、強心薬や、利尿剤、血管拡張剤など内科的治療を行います。
肥満になっていれば同時に減量を行います。

今回のワンちゃんは初期なので、投薬治療はまだ必要ありませんが、定期的に検査をして経過を観察する必要があります。

症状が顕著になる前に、疾患の存在を把握しておけば、病気の進行を遅らせることができます。
不要な治療は、する必要はありませんが、病態を把握することは非常に大切です。
まずは基本の身体検査だけでも、受けてみたらいかがでしょう?

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